ここ最近は縮毛矯正のお客様が多くて非常に嬉しいです。

施術を受けるお客様側は大変だと思いますが、やっている側は各工程で工夫を考えるので結構楽しいものです。

そんな楽しい縮毛矯正ですが、今回は特に歯応えのある髪質です。

エイジング毛、捻転毛、波状毛のトリプルコンボです。

なかなかの問題児達が集ってますね。何せ癖が強い。

この強癖を伸ばすためには、ある程度の薬剤のパワーが必要ですが、少しでもやりすぎるとモロにダメージの質感を出してしまいますし、パワー不足だとこの癖は伸びません。

ストライク範囲がシビアな癖。

前回のもリバースしている悔しい結果なので、今回は前回の雪辱を晴らしていきます。

え？あ、はい。

前回も担当させていただきました。申し訳ないです。

笑えない話ですが、事実をそのまま書きます。

失敗ももちろんあります。人間だもの。

今回は前回の失敗を踏まえ、改善点を事前に考えてあります。

なので選定には時間は掛かりません。

前回の敗因は、最悪の結果を避けるために選定のパワーが足りていなかったこと。

ジリつきはある程度取れているので、もう一息、一番癖の強い部分以外は問題ないので微調整で済みそうです。

まず、新生部とリバースの部分に1st剤を塗布し、時間を置きます。

続く2nd剤ですが、今回はアルカリを少し足してみました。

わかる様に説明すると、料理で少し火力を上げる感じです。

これを重ねて塗布し、じっくり時間を置きます。

ただ、1度目の失敗もありますので10分置きに髪の状態は確認します。

問題なく目標の時間まで置けたので、あとはいつもの流れです。

しっかり薬剤を洗い流し、必要な処理を施していきます。

席に戻り、水分量を意識しながら均等に乾かしていき、アイロン工程に移ります。

最近のマイブームで、癖の種類に合わせてツインブラシを用いて伸ばすのにハマっています。

トングみたいな形のブラシです。

表面の歪みを伸ばしつつ、癖自体も伸ばしやすいです。

テンションをうまく使ってやりますが、扱い方を間違えるとただただ痛みますので注意です。

あとは酸化処理をして仕上げです。

乾かすだけでかなり綺麗な仕上がりに。

アイロンするとこんな感じ。

枚数制限で写真を載せられませんが、劇的に質感も変わり、無事リベンジできました。

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