美容師にとって、体力のある髪に対しての施術はカラーにしろパーマにしろ安心して施術できます。

体力のある髪というのは、ハリもあり、濡らした時のアンダートーン（透け感）があまり明るくない髪を言います。

では逆に、施術が難しくなる髪質。体力のない髪の場合、ハリがなく、アンダートーンも明るい髪は、ちょっとドキッとします（笑）

恋かな？（笑）みたいな。

特に縮毛矯正含むパーマ系の施術になると、その難易度はいきなり跳ね上がります。

チリチリになったり癖が伸びなかったりするケースが増えてきちゃいます。

現にそう言ったトラブルでご来店してくださるお客様が非常に多いです。

本当に。今年に入ってから。私だけ（泣）

現代の女性の髪は、正直言ってダメージしている状態がマストです。

ただ、それに対して美容師側の技術レベルが追いついていないと言った本末転倒の緊急事態が生じています。

対応できる人ももちろんいますが、できない美容師さんが多くなったイメージです。

自分で言ってて偉そうなこと言ってる気がしますが（笑）

それだけお客様の髪が難しい状態になっている人が増えているって感じがします。

お客様にとっては、お店選びが重要になってきます。

いつも通っていて意思疎通の取れる美容師さんがいるのが1番ですが、ジプシーの状態であれば、専門店などを頼るのが最も安心なのかなって思います。

例えば髪が危ない状態だったとしても、最悪ハリが残っていれば施術できる可能性はあります。

このお客様もかなり親水性に寄っていますが、適正処理することで問題なく縮毛矯正はかけられます。

しかし、ウェット状態にした時に、全くハリがなく真下に落ちる様な髪はダメです。

こうなっている髪は、縮毛矯正やパーマを掛ける部分が極端に少なくなっている髪なので、そもそも掛ける場所が髪にないのです。

ここで美容師の制止を振り切って掛ける人も稀に見受けられますが、結果は見事にチリチリになって私のところにきます。

一応、美容師も髪のプロなので、プロがダメって言ったら素直に受け入れた方が賢明です。

そんな言うて大丈夫でしょ！って楽観視してると、事態を悪化させるだけなので、まずは掛けられる状態に髪を回復させていきましょう。