こんにちは。

髪質改善クリニック　五感鷹匠髪の病院スタッフの守谷です。

今回の奮闘劇は、過去最難関です。

私も６年間の美容師人生で初めてお見受けした連珠毛。クシなんて通りません。

そして４～６ヶ月に一回は毛先まで縮毛矯正。

濡らしてみると、毛先には細かい癖が残っており、劣化したゴムの様に取れてしまいます。

断毛です。今回は触れないでリタッチで行います。

こう言った髪質の方の特徴として、癖の強さの割に髪の強度がない様に感じます。

それを強い薬で伸ばそうとした結果切れます。

まぁ、その結果が現状です。

これまでの担当美容師さんも、毎度毛先までやられているあたり、この細かい癖を取ろうと試みていたのだと思います。

ですが、無理は禁物。

断毛してまで取りたいものではありません。取れないし。

それだとただの自己満になってしまいます。

今回のケースで大事なのは、髪に無理をさせない事。

でも癖は取りたいので、時間はかかりますが、一個一個の癖の箇所を解いていきます。

薬だけで3工程。塗布時間も含めると１時間近く髪に薬が付いている状況ですが

薬を計算すればそこまでダメージは心配いりません。

じっくりコトコトってイメージです。

水分は飛ばし過ぎず残し過ぎず、今回使っている薬の特性上、乾きすぎると癖が伸びない可能性があるので注意です。

アイロン自体もいつもと物を変え、やり方も変えます。

少しだけテンションを掛けてしっかり目にやります。

お家でやられる時は絶対に引っ張らないでください。

アイロンが終われば固定しておしまいです。

ドキドキの瞬間ですね。見てみましょう♪

ドライヤーでハンドブローの状態です。

もう少しギリまで攻められるとよかったですね。

ですが、地肌に付いたら120％根折れしますので、気を付けて塗布しないといけません。

他の部分は綺麗に伸びました♪

ダメージの度合いは乾かしている時にわかります。

ダメージが少ない部分から乾いていきますので、今回も直ぐに乾きました♪

反省点も多いですが、有用性も示せて、次に繋がるいい経験でした♪

やはり縮毛矯正は奥深いですね。

縮毛矯正は最終的に技術で伸ばすと偉い人も言っていましたが、その通りだなと思う反面

伸ばすことだけが正義とも限らない事を肝に銘じなければと思います。