前回は、トリートメントの持続性で髪のダメージレベルに触れましたが、自分の髪のダメージについて知ることができれば、今の髪に何が必要なのかが見えてきます。

髪のダメージが強いなら、コップにたくさんヒビが入っていることになります。

ヒビがたくさん入っている状態なら、いくら髪の中にたくさん水を入れようが、早い段階で水は抜け切ってしまいます。

その場合、このヒビをどうにかしないといけないですよね？

実際のコップなら、テープを貼るなどしてヒビをカバーできます。髪も同様に、何かしらでこのヒビをカバーすることができれば、トリートメント効果の流出を遅らせることができます。

ヘアケアの場合は、皮膜を作るなどの方法があります。

髪表面の傷ついたキューティクルの表面に、擬似的な膜を作る方法です。

膜の種類はいくらかありますが、オススメなのはキトサンを使った擬似キューティクルであったり、当サロンの看板メニューである復元システムです。

擬似キューティクルは髪の包帯のイメージですが、復元システムは傷ついたキューティクルを文字通り復元していけます。

即効性を求めるなら擬似キューティクルですし、時間が掛かっても根本的な解決を望むなら復元システムです。

ただ、ダメージレベルが高い場合、その効力も早く失われてしまうため、ホームケアの内容も考え直すと万全です。

キューティクルにアプローチを掛けられるのは流さないトリートメントです。

キトサンを配合したミストタイプのトリートメントと、オイルタイプのトリートメントの併用がオススメです。

包帯とギブスのイメージです。合わさることで、より強固に髪を保護してくれます。

この様にして、髪表面を守り、出来るだけ抜けにくい状態を作った上で中を詰めていくことが効果的です。

サロンでのトリートメントの選び方も、サロン様によって記載の仕方も異なり、選ぶ側としては分かりにくい部分も多いかと思います。

その場合、しっかりとトリートメントの内容の記載があるサロンや、技術説明を徹底しているサロンを選んで頂けると間違いと思います。

ヒビだらけなのに、中を詰めてお終いでは勿体無いですからね。

しっかりと自分の髪に合ったトリートメントの提案をしてくれるサロン様をお選びください。