美容師は誠実であれ ※内容、美容師向け
こんにちは。
髪質改善クリニック 五感鷹匠髪の病院スタッフの守谷です。
いきなりですが、最近とても気に病んでいることがありまして。
それがお客様が普段自分が何をやられているのか理解されていない事。
これお客様は一切非がないんです。美容師の問題です。
あ、コレ別に美容師さんをネガキャンするためではないですよ?
そこはご理解ください。
誤解しないで欲しいのですが、毎回毎回
「今回のカラーはメーカーがミル○ンの××で配合がこうで・・・」
とかそんな話ではないです。
最近では、施術名をオリジナル名に変えているサロン様も多いですが
こうなることで起こるデメリットが、何やられているのかお客様がわからないって事。
名前を変えることは悪いことではないんですがね。
万が一、それによって起こりうる問題があるのだったら
提案と同時にお伝えするのが親切ではないのかなと思います。
結果的に痛い目に合うのはお客様ですからね。
例えば酸熱トリートメント。
コレってすごく便利で画期的なんですが、デメリットが危険。
ちょっと科学の話になるのですが
酸熱トリートメントは名の通り酸性です。
コレをやられる方は癖が気になる方です。ちなみに似た施術の縮毛矯正はアルカリ性。
この酸性の領域で起こるダメージ。
コレ地雷なんですよねぇ。こんな事書いたら怒られますかね?笑
ですが現実問題、被害が出ているので。
何が問題かって、この酸性で起きたダメージは見た目や質感じゃわからないんです。
やって初めて表面化します。しかも致命的な形で。
何が致命的かというと、縮毛矯正との相性が最悪なんですね。
酸熱で癖が治りきらないから、やっぱり縮毛矯正やりたいなー。
やってビックリ!こんなに痛むの!?
ってなりかねません。
コレを回避するために、カウンセリングをしっかりする必要があります。
ですが、コレ美容師側がメリットとデメリットをしっかりと伝えていないと事故りますよね。
信じられない話、酸熱を縮毛矯正と唄っている人もいるそうですね。
そんな事したら確認の仕様がありません。
ハイライトって言われて知らないうちにブリーチ使われる問題を思い出します。
何をやっているのか。それがどう言ったものなのか。
メリット・デメリットはしっかり伝えるのが誠実ではないでしょうか。
以前に質問で、いつも通っている美容院の担当者に
別のサロンに行く旨を伝えたところ、これまでの履歴やカラーの配合、その人の髪の特徴をメモした髪を渡されたとのこと。
質問の内容としては、これを次のサロンの美容師に見せて失礼に当たらないかとの質問でしたが
これってまさにお客様の事を考えての素晴らしい対応だと思います。
自分のサロンのお客様じゃなくなってしまうかも知れない中
この美容師さんはわざわざ書いてくれたんです。
その人の事を真剣に考えているからこそだと思います。
これによってお客様は勿論、次に担当する美容師さんも安心して施術できますよね♪
しかし、常連のお客様になると、この親切心が少し霞んでしまうのかも知れません。
私も他人事では決してないですが
お客様は、その美容師を信頼して髪を任せてくれます。
美容師がそれに報いる方法としては、常に誠実である事だと思います。
良かれと思っての行動に関わらず
~だろう。と、そんな考え方では、常に一方的な決めつけになってしまいます。
だろう。という主観でしかありません。
~かも知れない。この考え方を常に念頭に置いておきたいものです。
喜んでくれる“かも知れない”
ディズニーのサービスが世界一と言われる所以がここにあります。
ディズニーキャストの皆さんは、常にこのマインドのもと行動しています。
だからこそ、一つ一つを丁寧に説明する必要があります。
なぜなら、もしかしたら次に別のサロンへ、そのお客様が行かれるかも知れませんし
施術名だけで、それがどんなものか理解していらっしゃらないかも知れません。
ハイライトの話がまさにそうです。
ハイライト=ブリーチって考え方は美容師だけかも知れません。
お客様の中では、ただの明るいトーンのカラーって認識かも知れないんです。
それも入れる幅も美容師が思っているよりも少ないかも知れません。
この認識のズレが事故を招きます。
提案した後、簡潔にその日の内容を説明してくれれば、未然に防げたかも知れません。
ハイライト部分にはブリーチを使います。と
ブリーチが嫌なら別の提案ができますし、それによるダメージが気になるなら
また別の提案ができます。
カットだってそうです。骨格によってお客様の理想とのイメージと全然異なる仕上がりになる場合もあります。
それも事前に確認する事で全て予防できますよね。
梳いて欲しいと感じていても、髪質によっては余計広がるかも知れません。
酸熱も同じ。
パーマ系の施術との相性が悪くなる可能性があるなら、しっかり伝えるべきです。
カラーのマニキュアもパーマと相性悪いです。色が飛んでしまいます。
ヘナカラーはパーマがそもそもかからなくなってしまいます。
マニキュアもヘナカラーも説明するなら他も説明してあげても良いのではと思います。
あと全く関係ない施術の名前を付けるのも避けるべきですね笑
ご飯屋さんでカレーライス注文したらハヤシライス出てきた気分になります。
ウチのカレーライスはハヤシライスなんで。と言ったところで仕方がありません。
世の中の大多数はハヤシライスはハヤシライスなのです。
例えですけどね笑
効果が似ていても全く異なりますし、やったかどうかはその美容師にしかわかりません。
そう謳うのであれば、誤解されないようにしましょう。
長々と書きましたが、全く美容師向けの内容ですね笑
ですが、お客様側も理解しておくと安心かも知れません。
特に新しいものをやる時には、それがどう言ったものなのか確認してみるのもいいかも知れませんね♪
- 静岡の髪質改善 美容室 五感鷹匠
- 〒420-0839 静岡県静岡市葵区鷹匠3-14-1 zenith 101号
- >> アクセスはこちら
- 営業時間:10:00-19:00
- 定休日:毎週月曜日・第1,3火曜日
- HP:https://gokantakajyo.com/
054-663-0712
営業時間 10:00-19:00 定休日 毎週月曜日 第1、第3火曜日
毎月のボランティア活動の案内
- オープンして5年以上セーブザチルドレンへ売上の一部を寄付
- 毎月、こども食堂の支援と参加(現在コロナ禍で閉会中)