激しい捻転毛は表面の凹凸を凹凸を取る事でまとまります。
激しく広がる捻転毛は、1本1本が凸凹とした形状を持ち、重なる事で極めてまとまりの悪い状態になります。
大きく波打つ癖が一般的ですが、この捻転毛も癖っ毛の1つです。
しかし、髪の広がりが強い点では、波打つ波状毛よりも捻転毛の方が強い印象があります。
今回のお客様も、なかなかに強敵感が見て取れます。
量も然る事ながら、問題は強烈なジリつき。
やりごたえのありそうな捻転毛です。
波打つ癖は言うほど問題ではありませんが、この捻転毛を解きほぐすには少しばかりコツが入ります。
よくある事ですが、うねり自体は伸びたとしても、このジリつきが取れないと結果的に膨らむんですよね。
やる前よりはまとまる。けど。みたいな。
イマイチとなってしまうわけです。
なので今回は、この捻転毛をクリアしていきます。
まずはウェットにしてシャンプーを揉み込み、3分ほど時間を置きます。
この時の泡の消え方で撥水度を確認し、水分を入れることで毛髪強度を可視化させます。
席に戻り、強度を確認したら薬剤選定です。
今回は当サロンでは珍しい強アルカリ矯正剤をメインに据えます。
ダメージを心配して遠慮していたら絶対に伸びないので。
アルカリ矯正のダメージコントロールは、完全に美容師のスキルに左右されます。
言い訳できないのがスリルあっていいですね。
メインの薬剤に各種薬剤を投入してコントロールし、1カップで全体に塗布します。
縮毛矯正の薬剤塗布は時間との勝負です。
ちんたらしていたり、塗布村が起こると還元にズレが生じるため、迅速にかつ丁寧に塗布していきます。
あとは10分刻みで髪の状態をチェックし、35分で洗い流します。
この段階で既に髪に変化が見られます。
十分に膨潤した髪はやわらなく、表面の凹凸を感じないほどです。
必要な処理を行い、乾かしていきます。
次のアイロンで形を決めるため、水分量を意識して乾かします。
あとはいつもの流れ、1カップで塗布しているため、スライスの幅やアイロンワークは臨機応変にコントロールします。
あとは粗熱を取って酸化処理をして仕上げます。
乾かしただけ、アイロンは無しです。
一番驚いたのはお客様でしたが、自分でも満足のいく結果になってよかったです。
瑞々しく柔らかい質感で、問題の凹凸は完全に消滅しました。
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