断られ続けた癖毛を縮毛矯正。
縮毛矯正ユーザーの中には、髪質が故に施術を敬遠されてしまう人もいるのも事実です。
今回のお客様も、過去施術を引き受けてくれた美容院がなく、当サロンにご来店くださいました。
まずはビフォーから。
はい、こちらの癖は生まれつきのもので、何かの施術によるビビリ毛ではありません。
この強癖が故に、指も通らず、カットしたこともないとの事で、どうにかして髪を降ろせるようになれたらとの思いでご来店くださいました。
正直侮っていました(笑)
癖が強いことはお電話で伺っていたのですが、想像以上の癖の強さに、当初予定していた時間では到底終わる訳もなく、後日日を改めて施術させていただくことになりました。
しかし、この手の癖毛は、癖の強さ以外にも問題があり、まず指も通らないということは、櫛なんて通るはずもありません。
ということは、薬剤の塗布にも苦労します。
薬剤の塗布に時間がかかれば、反応ムラの原因になり、最悪の結果にも繋がりかねません。
そもそも、薬剤の選定にも難ありで、癖の強さ=薬剤の強さの考えが最もリスキーな髪質です。
かといって、薬剤のパワーが足りな過ぎると、単純に癖が伸びません。
もっと言えば、極度の撥水性の髪質なので、単純に薬剤の浸透が悪いので、正攻法の薬剤の選定では癖が伸びません。
悩ましいですねぇ(笑)
なので、今回は全くのイレギュラーな施術方法で行います。
まずはシャンプー台でトリートメントをドカ付!
少しでも櫛の通りを良くしようと思ってのことでしたが、全く歯が立たず断念(爆笑)
諦めて席に戻って最初の薬剤を塗布していきます。
今回の1st剤はスピエラという還元剤。
超撥水性の髪に薬剤の浸透ルートを確保する目的があります。
これを櫛ではなく、手で直接揉み込んで行きます。
はい、指通らないので。
なんとか全体に塗布をしたら、加温機で熱を入れて薬剤の浸透を促進していきます。
まずこの加温という行為は通常行いません。
加温して扱う薬剤ならしますが、原則コールドパーマ剤の薬剤は加温はNG。
今回は特例です。そうでもしないと効かないので。
15分ほど熱を加え、一旦流します。
1st剤を流して席に戻ると、気持ち癖が柔らかくなっている様で、10%ほど伸びている感じ。
続いて2nd剤と続きますが、また次回の記事で。
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