
髪表面の歪みを取り除いて質感を上げる。
縮毛矯正をやる際に、対象となる癖は大きく2つあります。
大きくうねる癖と、髪表面の歪みによる癖です。
日本人に最も多くみられるのが、2つの癖の混合の癖毛。
両方の癖毛を対象に縮毛矯正をやると、よく見るのが大きくうねる癖は取れたけど、細かい表面の癖が残ってしまったというもの。
縮毛矯正ユーザーの方々にも、思い当たる人もいるかもしれません。
今回のお客様も、お話を伺うと、言われてみればなんでなんだろう?といった感じでした。
この表面の癖が残ってしまう理由ですが、表面の癖と大きくうねる癖は異なる癖の特徴を持ち、縮毛矯正の薬剤にも、表面層で効果を発揮するものもあれば、表面内部で発揮されるものと特性が異なるため、この様な結果になります。
今回は、双方の癖に対して、薬剤の選定と施術を行なっていきます。


新生部を見ると、ちょうど半年前の既矯部との境目が気になります。
既矯部に関してもカラーなどで質感が荒れてしまっているので、今回は新生部は縮毛矯正を行い、既矯部にはダメージケア処理を行っていきます。
まず全体をウェットにします。
既矯部は親水性を発揮しており、新生部は健康的な疎水性が見て取れます。
特にバックリアクションも見えないので、やはり毛先はダメージ処理を行うことにします。
しんせいぶも幅も少ないので、1カップによる施術を行います。
酸性縮毛矯正が現れてというもの、アルカリ矯正=悪いものである風潮が少なからずあります。
アルカリ矯正は軟化や膨潤が酸性矯正よりも感じられるため、毛髪診断を誤ると失敗が顕著に現れるからかもしれませんが、アルカリ矯正にも酸性矯正にも相性の良い髪質や強みがあります。
これらをしっかり理解した上で、正しい毛髪診断や薬剤選定を行うことで、髪の癖は綺麗に伸ばすことができます。
今回はアルカリ矯正、そして、ダメージケアにも少し縮毛矯正の薬剤の力を借ります。
新生部に矯正剤を塗布し、時間差で既矯部に薬剤を塗布していきます。
適正時間まで置いたのち、シャンプー台でしっかり流し、必要なケアを行なって席に戻ります。
ドライは8割ドライ、アイロンワークは全お客様を統一します。ブレをなくすためです。
あとは酸化処理をして仕上げます。


アイロン要らずの艶髪、1番変わったのは手触りで、硬さは一切感じません。
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