毎回縮毛矯正でチリチリになってしまう方。
縮毛矯正をやられている方の中で、一定数いらっしゃるのが、毎回どこでやっても髪がチリチリになってしまうと言うもの。
なりやすい箇所は、襟足と顔周り。
もちろん、どこでも発生する可能性はありますが、このチリチリの正体はビビり毛です。
一度は耳にした事があると思いますが、ビビり毛とは即ち髪のダメージの行き着いた先です。
もう、これ以上の傷み方はなく、形を維持できずにジリジリした見た目になってしまいます。
原因は、髪に対しての薬剤のオーバースペックとアイロンによる過度な熱処理とテンションです。
テンションとは、美容師さんがアイロンする時に引っ張ってしまっているアレです。
必要以上のテンションは、単純に髪への負担にしかなりません。
今回のお客様もどこでやってもチリチリになるそうで、今回は慎重にやっていきます。
カウンセリングを進めていくにつれてわかったのが、3週間に一度ホームカラーをやっているとのこと。
その期間は10年以上。
15ヶ月前に縮毛矯正をやられたそうですが、その時には、あまり癖が伸びず、顔周りがチリチリしてしまったそうです。
というか、毎回どこでやってもそうらしいので、家に帰ってチリチリ部分を切っているとのこと。
なかなか難しそうですが、やっていきます。
今回はちょっといつもとやり方を変えます。
新生部と既矯部を1カップで塗布し、毛先はトリートメントで保護します。
今回なぜ同じ薬で新生部と既矯部をやるかというと、髪の強度の割に癖が強いんです。
ここで薬剤のパワーを遠慮すると、これまでの様に癖が伸びないといった事になりかねないので、パワーは絶対必要と考えました。
しかし、既矯部はすでに縮毛矯正をやっている関係で薬剤の浸透が早いです。
特に後ろの髪がしっかりしている部分が満足に還元する前に、顔周りと既矯部が限界を迎えてしまいます。
なので、薬剤を塗布したら、頃合いを見て顔周りと既矯部にストップ剤を塗布します。
これで薬剤の働きを止め、過膨潤と過還元を防ぎます。
その後、規定時間まで置いたら流していきます。
いつもの様に必要な処理を済ませ、ドライしてアイロンです。
今回はパネルを集めにじっくり熱を当てます。
顔周りはアイロンを変えてコントロールし、酸化処理に移ります。
ビビり毛を回避し、綺麗に伸ばせました。
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