もっちりした仕上がりの縮毛矯正。その2
前回の続きで、今回は施術内容を書いていきます。
今回の薬剤選定は、パワーのあるアルカリ領域で作っていきます。
髪の癖の中にも親水部と疏水部があるので、両方に作用する様に配合を調整します。
薬剤を作り終えたら、再度癖の確認をします。
一度ウェットにして少し乾くと、髪本来の癖が見えます。
ドライ時とウェット時の癖のギャップを確認し、塗布する部分を見極めてから塗布していきます。
これまた美容師あるあるなのですが、薬剤を塗布する際に、失敗を恐れて薄付けする方がいるそうなのですが、薄くつけてしまうと放置時間中に乾いてしまい、反応エラーを起こす可能性があります。
また、塗布ムラも起こりやすくなりますので、自分の選定を信じてしっかり目に塗布します。
逆に塗布量が多いと根本に薬剤がついて根折れの原因になりますので、適量というのが正しいですね。
手早く薬剤を塗布し、10分ほど時間を置いて髪の反応を確認します。
想定通りの反応をしていた場合は、そのまま規定時間まで置いていきます。
ここで予想外の反応をしていた場合はすぐに対処します。
時間が来たら、シャンプー台で洗い流していきます。
今回はアルカリ領域での縮毛矯正なので、それに合わせた処理を行っていきます。
豆知識ですが、縮毛矯正の薬剤は、髪の結合の3割を切断していると言われています。
全部じゃないわけです。
故に、見反応の成分が髪内部に残っているわけですが、これをそのままにしておくと、後々髪に負担をかけてしまいます。
なので、これを一度無効化する薬剤を塗布し、水と一緒に洗い流していきます。
この工程で髪の形状形成がしやすくなり、髪への不要な負担を減らせます。
必要な処理を終えたら、席に戻って乾かしていきます。
今回も8割ドライです。
アイロンは特殊な場合を除いて温度は固定して行います。
毎回変えていると、癖が伸びなかった場合の原因がわからなくなってしまいます。
ツインブラシを用いて、毛流れを整えてじっくり熱を入れていきます。
最初の一発目がとても重要なのですが、0テンション、0プレスを意識して伸ばしていきます。
あとは、酸化処理をして仕上げますが、この際の後処理はあえてシンプルにします。
素の状態でどれだけ綺麗になったかを確認します。
アイロンなしでもわかるくらい艶がでます。
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