縮毛矯正は薬剤選定を極めるが勝ち。
縮毛矯正の施術の中で、最も重要になってくるのは薬剤選定です。
勿論、その他のドライコントロールやアイロンワークも重要ですが、この薬剤選定に関しては、どんなスペシャリストもここを間違えると癖を伸ばせないです。
何より、後に控えるドライコントロールとアイロンワークが地獄と化します。
特に今回のお客様の様な捻転毛系の髪質の場合、薬剤選定をミスるとジリつきが残ります。
この手の髪質は、癖自体を伸ばすことは、難しくありませんが、質感を整えるためには、ある程度髪を膨潤させる必要があります。
そうなると、アルカリ性の縮毛矯正が必要になります。
今時流行りの酸性の縮毛矯正でも、できないわけではありませんが、酸性の縮毛矯正でどんな髪質でも無双できる美容師さんは、全国で両手で数えるくらいしかいません。
要は難しいって事です。
なので、この手の髪質の方は、メニューを選ぶ際に、酸性ストレートなどのメニューはオススメしません。
大抵の場合は、美容師さんから提案があると思いますが、エイジングやダメージの強い人以外は、基本的に向かないものだと思ってください。
よって、今回はアルカリ性の縮毛矯正を行っていきます。
まずはウェットにして、全体の髪の癖の出方、ダメージ度合い、髪の強度を確認します。
その後、髪質に合わせて薬剤選定を行います。
今回は既矯部がリバウンドしているので、毛先と新生部に分けて薬剤を作成します。
まずは新生部に対して塗布します。
この際に、毛先に薬剤が付着しない様に、髪の扱いに注意を払います。
新生部への塗布を終えた後、髪の反応を確認しながら、タイミングを見て毛先にも薬剤を塗布していきます。
常に髪の状態を確認しつつ、規定時間まで来たら流していきます。
この段階で、流すとツルッとした質感になりますが、乾かすと、毛髪内部のイオン結合と水素結合が再結合することにより、うねりが出ます。
たまに、この状態大丈夫なの?と質問を受けますが、正常な反応なのでご安心ください。
必要な処理を行い、席で乾かしてアイロンで熱処理を行います。
適正還元が済んでいるので、アイロンはそこまで大変ではありません。
最後に酸化処理を行い仕上げます。
ジリつきも緩和され、手触りが一気に変わりました。
艶感も増し、柔らかくもっちりとした仕上がりです。
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