ハイトーンで荒れた髪を縮毛矯正。
カラーというものは、明度が上がれば上がるほど、ブリーチ力は強まり、髪への負担が増します。
通常のカラーでは染まらない白髪を染める白髪染めも、通常のカラーよりも髪への負担が大きいです。
市販のカラー剤に関しては論外(笑)
髪のダメージを気にする人は、間違ってもセルフカラーは避けましょう。
さて、今回はそんなカラー履歴のある髪への縮毛矯正です。
縮毛矯正をする際に、美容師はまず毛髪診断をします。
髪の状態、カラーやパーマなどの履歴、癖の種類、ニーズなどなどを直診や問診などをもとに行います。
そして、髪を濡らした時のアンダートーンで髪のダメージレベルを診断します。
このアンダートーンは、ダメージが強ければ、例え暗く染めていたとしても明るくなります。
重要な判断材料ですね。
そこでアンダートーンを確認したら、続いて薬剤選定です。
癖の種類や髪のコンディションに合わせて、無理をさせない選定を意識します。
今回の場合は、毛先までですが、毛先にはブリーチ2回の履歴が残っています。
なんとも恐ろしい(笑)
濡らしてみると、当然膨潤しますし、アンダートーンもかなり明るいです。
何よりブリーチ2回の影響で髪内部の結合部分は破壊されている箇所が多々ある状態。
なのに癖が出ているのが気になる様子。
普段だったら、触らないですが、今回はお客様の希望もあって毛先までやっていきます。
今回のお客様はボブですが、流石に1カップで行うのは無謀すぎるので、2カップに分けます。
新生部分は通常の縮毛矯正の配合で問題ありませんが、問題は毛先です。
ブリーチ履歴を考慮して、薬剤選定を進めます。
髪への負担を最小限に抑えつつ、それでも癖を伸ばす選定です。
ドキドキしますが、まずは新生部分に塗布していきます。
髪の反応を見ながら、タイミングを見計らって毛先にも薬剤を塗布します。
そのままチェックしつつ規定時間まで置き、流していきます。
今回の様なハイダメージは勿論ですが、薬剤を洗い流す時は最低5分はかけています。
それくらいかけないと、毛髪内部に存在する残留物質が洗い流せないので、不十分だとアイロンの工程で髪が傷んでしまいます。
必要な処理を行い、席で乾かしてアイロンです。
この段階で8割方は成否がわかります。
では仕上げ。
なんとかなりました!
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