学びは尽きません。その2
前回の続きです。
今回は薬剤選定は弱めで一発塗りしていきます。
10分で一度チェックして、プラス10分で流していきます。
今回はハイダメージ毛なので、薬剤が残留しやすいですので、いつもよりしっかり目に丁寧に洗い流していきます。
洗い流した段階で、新生部は異変はありませんが、過収斂を起こしている部分はテロテロです。
これが過収斂の怖いところです。
施術前にウェットにした時にはそこそこしっかりしていますが、内部を破壊されているため、薬剤を塗布すると異変が出てきます。
なので、酸熱トリートメントをやられた履歴のある人は、何j年前でも美容師にお伝えください。
最悪の事故を防ぐことができます。
必要な処理を行い、席に戻って乾かしていきます。
ドライの前に、疎水性ケラチン処理剤で内部を充填させていきます。
オイルを塗布後、今回は8割ではなくしっかりと乾かしていきます。
全体をしっかりと乾かし、問題の熱処理を行います。
今回はモデルなので、違いを検証するために2人で行います。
顔まわりと左後ろを私が担当。
右後ろは別のスタッフの方に手伝ってもらいました。
この熱の入れ方ですが、薬剤は同じ選定にすれば、誰が塗っても、ムラにならなければ反応は一緒です。
しかし、この熱の入れ方は、同じ時間をかけても美容師ごとに仕上がりに差が出ます。
それはテンションであったり、毛束の厚みだったり、プレスだったりさまざまな要因が起因して変化します。
今回も、私と別のスタッフで違いが出ました。
それはまた最後に。
全体にアイロンを入れた後、粗熱をとって酸化処理を行います。
今回は仕上がりをシンプルに感じたいので、最後のトリートメント工程はシンプルに行います。
乾かしてみて、アイロン前の写真がこちら。
毛先の方を見てみてください。
いかがでしょう?
毛先の感じに違いがあるのがわかりますか?
こちらが左側。
こちらが右側。
右の方が左に比べて暴れているのがわかるかと思います。
これが難しいところです。
1つの学びですね。
ブリーチ毛などのセンシティブ毛は、基本的に施術をオススメしない理由はこれです。
結果は仕上がってみないとわかりません。
そうはいっても、やはり綺麗にしたいのが美容師としての本音。
なのでまだまだ勉強を続けます。
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