強癖エイジング毛の縮毛矯正。その2
前回の続きです。
エイジングの入った強癖、特にエイジング毛は40代以降の髪質と油断しているととんでもないことになるって話でした。
今回のお客様の髪を見ても分かるとおり、結構髪も太くて丈夫そうなんです。
ところがどっこいで、これに高アルカリ矯正を行うと前任の美容師さんの様にビビり毛になってしまいます。
尊い前任美容師さんの経験はしっかり反映させつつ薬剤選定をします。
これまでの経験上、このお客様の様な髪質の場合、アルカリってそこまで必要としません。
全く必要ないわけではなく、程々にって感じですね。
その代わり、還元力は必要です。何せ癖が強いので。
薬剤戦を終えたら、一気に塗布していきます。
毛先の処理はビビり毛もあるのでトリートメント系の髪質改善を行います。
塗布後10分のタイミングで一度チェックを行い、そのまま規定時間まで置きます。
シャンプー台でしっかり薬剤を洗い流し、2回シャンプーを挟んで処理を行います。
ここで毛先を中心に超高濃度のケラチンを基剤とした処理剤を塗布します。
これは北海道でのやり方ですが、やはりケラチンは効果絶大です。
アイロンで脱水することで定着してくれるので、この後に控えているアイロン工程で同時に行えるのもメリットですね。
必要な処理を行い、席に戻り乾かします。
処理剤を流していないのでしっかり目に乾かします。
その後、ツインブラシを使ってしっかり伸ばして熱入れを行います。
癖の強い場合は、初手の熱入れが最も重要になるので、毛流れや形状記憶を意識して熱を入れていきます。
焦らずにしっかりと熱を入れていきます。今回は髪質に対して少し薬剤を控えめに設計しているため、熱入れは丁寧に行います。
全体に熱入れが終わったら、粗熱をとって酸化処理を行います。
余談ですが、今回のお客様の悩みは癖もそうなんですが、なんと言っても全体のビビり毛です。
乾かないんです。本当に。
なので、矯正剤を流した際に行ったケラチン処理剤の他にも、酸化処理後のケアは樹脂を使ってさらに詰めていきます。
ダメージにより髪内部が破壊されてしまった髪は、ダメージ部分に水を抱え込むためドライヤーに時間がかかる様になります。
そこをケラチンと樹脂で詰めることで、驚くほど早く髪が乾く様になります。
癖も伸びていい感じです。
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