急なんですが、パーマってみなさんやったことありますか？

私は、パーマをかけた2週間後に当時の先輩に“似合わない”と、バッサリ切られた思い出があります（笑）

経験ある人はわかると思うのですが、パーマをかけてみたいけど、どんな感じになるのか不安だと思うんです。

よく誤解されがちなのは、Web媒体に載っているパーマスタイルは、１００％セットしています。

家で乾かしただけで同じ感じになると思っていると絶望してしまいます。

故に、家でも再現しやすいパーマが理想ですが、そこは美容師さんの腕の見せ所ですね。

しかし、せっかくパーマを掛けたけど、やっぱり扱いにくいからパーマを取りたい。

そういった声も少なからず耳にします。

ここで余談ですが、パーマを取る技術をストレートーパーマと言いますが、初めて知った人もいらっしゃると思います。

縮毛矯正とストレートパーマって何が違うの？って思うかもしれません。

ぶっちゃけ使う薬剤は一緒なので、その違いはアイロン工程を挟むか挟まないかです。

厳密には、縮毛矯正は元々ある癖を伸ばすものであり、ストレートパーマは文字通りストレートのパーマなので、掛けたパーマを取る技術です。

しかし、最近だと酸性ストレートパーマなど、縮毛矯正をストレートパーマと明記しているサロン様も見かけますので、初めに確認しておいた方がいいかもしれません。

前置きが長くなってしまいましたが、今回もやって参ります。

タイトルにある通り、パーマの履歴のあるお客様です。

写真を見ると、毛先の方が大きく広がっているのがわかります。

デジタルパーマの様ですが、イメージしていたものとは違い、質感もゴワゴワするので取りたいとのことでした。

全体的に髪質はしっかりしていて、デジパ部分は熱にやられてゴワついている印象でした。

今回は新生部とこのデジパ部分を同時に攻略していきます。

まずウェットにしてみますが、デジパ部分も全然生きているので、安心して施術ができます。

全体に前処理を行い、新生部とデジパ部分で薬剤を変えて一発塗布します。

時折髪の反応を確認し、頃合いを見てデジパ部分にスロー剤を塗布して規定時間まで置いていきます。

あとはいつもの工程で、9割ドライでアイロンで熱を入れて酸化処理と続けます。

ゴワつきもかなり軽減され、質感が安定しました。