
カラー後、見えない“ダメージの連鎖”が始まっているかもしれません
目次
カラー後、見えない“ダメージの連鎖”が始まっているかもしれません

あなたがいつも何気なく受けているヘアカラー。その仕上がりに満足していても、実は染めた直後から“見えない酸化ストレス”が静かに進行しているとしたら——?
髪や頭皮に残留する「過酸化水素」が、美髪を遠ざけていることをご存知でしょうか。
—
ヘアカラーの2剤に潜む“見えない敵”
ヘアカラーを明るく、そしてしっかり発色させるために欠かせない成分「過酸化水素(H₂O₂)」。
殺菌や漂白作用を持つほど強力なこの成分は、カラー剤の2剤に含まれています。化学的には、水素と酸素でできた不安定な物質で、分解の際には活性酸素を発生させるという特徴があります。
これ自体は悪ではありません。問題は染めたあとにこの成分が髪や頭皮に“残ってしまう”ことなのです。
—
残留した過酸化水素が引き起こす髪と頭皮の異変

■ 髪の内部が脆くなる
髪の主成分であるケラチンの結合を壊す力があるため、**キューティクルが剥がれやすくなり、水分や油分が抜けやすい髪に**。結果としてパサつきやゴワつき、乾燥が目立つように。
■ 色がすぐ抜ける
染めた色が思ったより早く落ちてしまう…。それは、**過酸化水素が髪内部でメラニンを酸化し続けている**からかもしれません。これを“遅発性酸化ダメージ”と呼びます。
■ 頭皮のバリアが壊れる
過酸化水素は、頭皮にある保湿因子(セラミドやNMF)を壊す性質があり、**乾燥・つっぱり・かゆみなどの不快感**を引き起こすことも。頭皮が敏感になったと感じる方は要注意です。
■ 白髪や薄毛リスクとの関係
最新の研究では、過酸化水素が毛根に蓄積されると**白髪を進行させる要因になり得る**という報告もあります。色素を作る酵素「チロシナーゼ」の働きが阻害されるからです。
■ 頭皮の老化も進む
酸化された皮脂は「酸化臭」(加齢臭の一因)を発生させるだけでなく、**頭皮を硬くし、血流も低下させる**ため、顔のたるみにもつながる恐れがあります。
—
実は、数回のシャンプーでは落ちない
過酸化水素は1〜2回のシャンプーでは完全に除去されず、**最大で10日〜2週間程度残留**すると言われています。この間に酸化ダメージが蓄積されてしまうのです。
そこで大切なのが、**カラー直後48時間以内の集中ケア**。
—
カラー後の「守りのケア」3選

1. プロによる中和処理
美容室では、過酸化水素を分解・中和するための「後処理トリートメント」や専用の酵素・抗酸化成分を用いたケアがあります。**美髪を保ちたい方は、この処置を取り入れているサロンを選ぶのがポイント。**
2. ヘマチン配合のアイテムを使う
ヘマチンは過酸化水素と結合して無害化する作用があり、さらに髪の主成分ケラチンと結合してダメージを補修する効果も。**家庭でのケアにも非常におすすめ**です。
3. 抗酸化スカルプケアを習慣に
ビタミンC誘導体、フラーレン、コエンザイムQ10などの抗酸化成分が配合されたローションや美容液を使って、**頭皮の酸化ダメージをリセット**しましょう。これは未来の白髪・細毛・たるみ対策にもつながります。
—
まとめ:カラー直後の48時間が未来の髪と頭皮を守る
どれだけ高品質なカラー剤を使っても、カラー後のケアを怠れば、髪も頭皮も静かにダメージを受け続けます。
あなたの髪と頭皮の健康を守るのは、「施術のあと」の行動です。
美しい髪をキープするために、ぜひこのケアを習慣にしてみてください。
- 静岡の髪質改善 美容室 五感鷹匠
- 〒420-0839 静岡県静岡市葵区鷹匠3-14-1 zenith 101号
- >> アクセスはこちら
- 営業時間:10:00-19:00
- 定休日:毎週月曜日・第1,3火曜日
- HP:https://gokantakajyo.com/
054-663-0712
営業時間 10:00-19:00 定休日 毎週月曜日 第1、第3火曜日
毎月のボランティア活動の案内

- オープンして5年以上セーブザチルドレンへ売上の一部を寄付
- 毎月、こども食堂の支援と参加(現在コロナ禍で閉会中)