
白髪とストレスの意外な関係。“心の疲れ”が髪に現れるメカニズム
目次
白髪とストレスの意外な関係。“心の疲れ”が髪に現れるメカニズム

「最近、ストレスが続いてるな…」そう感じていたら、ある日突然、鏡の中に白髪が増えていた。
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、単なる偶然ではありません。
科学的にも、「ストレスが白髪を増やす」という事実は証明されています。では一体、どんな仕組みで髪は色を失ってしまうのでしょうか?
ストレスが白髪を引き起こす“3つのルート”
1. 神経系の暴走:焦って使い果たされる色素のもと
強いストレスを受けると、私たちの自律神経のうち「交感神経」が優位になります。これは“戦うか逃げるか”という生存モード。
この状態になると、「ノルアドレナリン」という神経伝達物質が大量に分泌され、毛根の奥にある「メラノサイト幹細胞」に影響を与えます。
するとどうなるか?
本来ゆっくりと分裂・成熟するはずの幹細胞が、異常に急いで働き始めてしまうのです。無理なサイクルで使い続けられた幹細胞は、ストックが底をついてしまい、その後は色素細胞(メラノサイト)を生み出せなくなります。
その結果…白髪が生えてくる、というわけです。
2. ホルモンバランスの乱れ:コルチゾールが髪にブレーキをかける
ストレスがかかると分泌されるホルモン、それが「コルチゾール」。
本来は体を守るホルモンですが、慢性的に分泌されると逆効果。
免疫機能の低下やホルモンバランスの乱れを引き起こし、毛根内の細胞の働きにもブレーキをかけてしまいます。
特に影響を受けやすいのが、髪を作る毛母細胞や、色を生むメラノサイト。
細胞分裂が抑制されたり、アポトーシス(細胞の自然死)が促進されることで、髪に色がつかなくなり、白髪が目立つようになります。
3. 酸化ストレスの蓄積:見えない炎症が色素を奪う
ストレス状態が続くと、体の中で「活性酸素」が増加します。
これは一種の“サビ”のようなもので、細胞を酸化させ、老化や機能低下の原因になります。
髪の色に関わるチロシナーゼ(メラニン合成酵素)や、色素細胞であるメラノサイトは、この酸化ストレスにとても弱いとされています。
具体的には、
- 細胞膜が傷つき、バリア機能が落ちる
- エネルギーを作るミトコンドリアがダメージを受ける
- チロシナーゼが正常に働かなくなる
さらに、DNAへのダメージも蓄積され、細胞の寿命自体が短くなってしまう。
つまり、ストレス→酸化ストレス→細胞の不調→色素が作られないという連鎖が起きているのです。
まとめ:白髪を防ぐカギは“心のケア”にもある
白髪は年齢だけが原因ではありません。
ストレスによる自律神経・ホルモン・酸化の乱れが、髪の色を保つメカニズムを静かに壊していくのです。
「最近白髪が急に増えた気がする」
そんなときは、心と身体のSOSかもしれません。
白髪対策は、シャンプーや染料だけでなく——
自分自身をいたわる時間から始めてみてください。
- 静岡の髪質改善 美容室 五感鷹匠
- 〒420-0839 静岡県静岡市葵区鷹匠3-14-1 zenith 101号
- >> アクセスはこちら
- 営業時間:10:00-19:00
- 定休日:毎週月曜日・第1,3火曜日
- HP:https://gokantakajyo.com/
054-663-0712
営業時間 10:00-19:00 定休日 毎週月曜日 第1、第3火曜日
毎月のボランティア活動の案内

- オープンして5年以上セーブザチルドレンへ売上の一部を寄付
- 毎月、こども食堂の支援と参加(現在コロナ禍で閉会中)