髪質の中でも、生まれつき軟毛の人がいます。

髪が細く、ハリが少ないのが特徴ですが、細い分、元の耐久値が低めなことが多いのが問題。

加えて髪の癖が強い場合、対処法を誤ると一気にダメージしてしまいます。

難しいですねぇ。

当サロンにお越しいただくお客様の中には、その対処法を間違ってトラウマを負ってしまった人も少なくありません。

例えば、どんな誤った対処法があるでしょうか？

軟毛ってだけで悩みにはなりにくいですが、最も多いのが癖の悩みです。

癖っ毛の対処法として正攻法は縮毛矯正ですが、アルカリ矯正に耐えられる髪かどうかを見極める必要があります。

美容師さんも勉強してますから、アルカリ矯正に耐えられないとなった場合、酸性の縮毛矯正で対応したりします。

しかし、酸性だからといって、髪への負担が軽いわけでは決してありません。

扱いを間違えると、アルカリ矯正同様に髪に大きな負担をかけてしまいます。

その結果、一時的に癖が伸びたとしても、やがて癖が戻ってきてダメージが浮き彫りになります。

これまたトラウマになるんですよね。

軟毛のダメージってかなり露骨に表面化するため、扱いに困っている人も多いです。

では酸性の縮毛矯正でも無理なら何があるでしょう？

ここで導き出される最たるものが酸熱トリートメントなんですが、これまたダメです。

過収斂を起こして別の形でダメージになってしまって失敗してしまいます。

結果、縮毛矯正および髪質改善にトラウマを抱える結果になってしまった人をよく見かけます。

では、軟毛の人の癖っ毛は解決できないかと言いますと、そういうわけではありません。

ブリーチ歴があるなど、一部のケースを除いては対応は可能です。

例えば中性領域で縮毛矯正を掛けるなどです。

原則として、縮毛矯正の還元剤はアルカリ領域で還元力を発揮し、酸性に近づくとその効果は大幅に減少します。

逆に酸性領域で還元力を発揮するものもあります。

アルカリ矯正や酸性矯正があるのはそのためです。

では中性では？どっちも働かないことになります。通常は。

しかし、選定を工夫することで、それを可能にすることはできます。

中性縮毛矯正とでもいえばいいでしょうか？

軟毛の人でも、安全に癖を伸ばすことができます。

同様の悩みを持っている方は一度ご相談ください。