髪質改善と聞くと、サラサラ艶々なイメージですが、正直これだけならオイルつけてアイロンしていれば再現可能です。

ですが、求められているものはそれではありませんよね？

本当の意味で髪を改善していきたい。これが本音のはず。

これを叶えるために、髪の状態に合わせて髪質改善の内容を変えていくのですが、今回は髪来店のお客様を髪質改善していくお話し。

新規のお客様あるあるなのですが、市販のトリートメントなどを使い続けている場合、シリコンやコート剤の類が強く残留している場合があります。

たまにいません？

カラーもパーマもしていなくて、特にダメージを受けているわけでも無いのに、異様に髪が乾かない人。

それって、残留シリコンの影響かもしれません。

しかもシャンプーでなかなか落ちないんですよね。。。

では、何を使って取るのか？

最も安易で効果的な方法が。

食器用洗剤！

真面目に言ってます。ふざけて無いですよ（笑）

十分にウェットにした状態で、優しく揉み込むように洗剤を塗布します。

シリコンも結局は油分なので、食器用洗剤の洗浄力で一度脱脂してあげると効果的です。

流すと、米のとぎ汁の様なお湯が流れ出てくるので爽快です。

今回のお客様も、ダメージケア用の市販のシャンプートリートメントを常用していた様なので、一度脱脂しました。

今回は髪質改善カラーですが、初めにしっかりと残留シリコンを取り除く事で、その後のケアの効果がグッと上がります。

今回は見た目以上にダメージが強い事もあって、疏水物を取り入れた髪質改善カラーを行います。

髪は太くしっかりしている感じがするのですが、濡らすと途端にハリを失い、中を破壊されて側が残ったという印象でした。

ただ、疏水物を取り入れると、質感は必ず軋みます。

疏水物とはそういうものなので、今回の仕上がりはサラサラとはいきません。

ですが、サラサラの髪質改善とは比べ物にならないほどの毛髪強度の向上をもたらします。

まずはは無いされた毛髪内部に今後のケアが定着できる様の基盤を作っていくイメージですね。

艶感もいい感じですが、突出すべきは毛先の質感の変化。

根本付近の健康部分と遜色ない程、髪がしっかりしたのを実感できます。

髪質改善も、目的に沿って使い分けることで、効率よく髪を綺麗にしていく事ができます。