
9月に髪が急に広がる・うねるのはなぜ?夏ダメージと湿度の関係と正しい対策の順番を毛髪診断士が解説
「9月に入ってから、朝スタイリングしても昼には髪が広がる」「梅雨でもないのに、急にうねりがひどくなった」。実はこのご相談、毎年9月に集中します。夏の間は気づかなかった髪の変化が、この時期に一気に表面化するためです。この記事では、9月に髪が広がる・うねる3つの理由と、秋にやるべきケアの順番を毛髪診断士が解説します。
9月に髪が広がる3つの理由
理由1:夏ダメージで髪が「吸水しやすい髪」になっている
7〜8月の紫外線・海やプール・大量の汗は、髪表面のキューティクルを傷め、内部のタンパク質を流出させます。傷んだ髪は穴の空いたスポンジのようなもので、空気中の水分を無秩序に吸い込みます。吸った部分だけが膨らむため、うねり・広がりとして現れるのです。健康な髪なら湿気を弾けるので、「今年から急に広がるようになった」ならダメージの蓄積が疑われます。
理由2:9月特有の「高湿度と乾燥の乱高下」
9月は台風や秋雨前線で湿度が乱高下する季節です。湿度が上がれば吸水してうねり、下がれば乾燥してパサつく。この往復運動が髪の形を毎日不安定にします。静岡は特に台風の影響を受けやすく、この時期の広がりのご相談が多い地域です。
理由3:エイジングうねりの表面化
40代以降は毛穴のゆがみによる「エイジングうねり」が進行しています。ふだんは目立たなくても、夏ダメージと湿度変化が重なる9月に一気に表面化します。「毎年秋になると扱いにくい」と感じる方はこのタイプの可能性が高いです。
広がりを抑えるケアの正しい順番
この時期に多い失敗が、「広がるから」としっとり系のオイルやトリートメントを重ねることです。原因が内部のダメージなら、表面に油分を重ねても中の吸水は止まらず、重くベタつくだけで広がりは戻ってきます。正しい順番は次の通りです。
①内部の穴を埋める:流出したタンパク質・脂質を補修し、湿気を吸い込む「穴」を塞ぎます。
②キューティクルを整えて閉じる:整った表面は湿気の出入りを穏やかにします。
③それから表面を保護する:最後にオイルなどで蓋をすれば、少量でも効果が持続します。
当店ではこの①②を毛先ケアコースや毛髪復元カラーコースで行っています。カラーの色持ちも同時に良くなるため、秋カラーへの切り替え時期とも相性のいい施術です。
縮毛矯正をかけるべきか迷ったら
「この広がりは矯正で抑えるべき?」というご相談も9月に増えます。判断基準はシンプルで、乾かしただけで大きく波打つ・折れるようなくせが出るなら矯正の検討範囲、湿気の日だけ広がるならダメージ由来の可能性が高く、内部補修で十分改善が見込めます。詳しくは縮毛矯正と髪質改善の違いと静岡で縮毛矯正が上手い美容室の選び方をご覧ください。自分で判断がつかない場合は、マイクロスコープ診断つきのおまかせ処方コースでどちらが合うかからご提案します。
自宅でできる9月の広がり対策
・お風呂上がりは5分以内にドライヤーを。自然乾燥は吸水うねりを固定します
・仕上げは冷風でキューティクルを閉じる
・ブラッシングは毛先から。無理に引っ張ると開いたキューティクルが割れます
・紫外線は9月もまだ強めです。分け目の日焼け対策は継続を(頭皮の日焼けについてはこちら)
よくあるご質問
Q. 9月になって急に髪が広がるのはなぜですか?
A. 夏の紫外線や汗で傷んだ髪が湿気を吸いやすくなっているところに、9月特有の湿度の乱高下が重なるためです。40代以降はエイジングうねりの表面化も加わります。原因により対策が変わるため、まず髪の状態の診断をおすすめします。
Q. 広がる髪にはオイルをたくさんつければいいですか?
A. 逆効果になることが多いです。内部のダメージで吸水している髪は、表面に油分を重ねても広がりが戻ります。先に内部補修で湿気を吸う「穴」を塞ぎ、最後に少量のオイルで蓋をする順番が正解です。
Q. 秋の広がり対策で縮毛矯正はやりすぎですか?
A. 乾かしただけで大きく波打つくせなら矯正も選択肢ですが、湿気の日だけ広がるならダメージ由来の可能性が高く、内部補修のほうが髪への負担なく改善できます。診断してから決めるのが確実です。
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