
夏にヘアカラーの色落ちが早かったのはなぜ?秋カラーに切り替える前にやるべきことを毛髪診断士が解説
「夏の間にカラーがすっかり抜けて、色がスカスカ」「秋カラーに変えたいけど、この傷んだ状態で染めていいの?」。9月はカラーのご相談が1年で最も複雑になる月です。夏に退色が進んだ髪は、ただ上から染めてもきれいに発色せず、色持ちも悪くなります。この記事では、夏にカラーが抜けやすい理由と、秋カラーに切り替える前にやるべきことを毛髪診断士が解説します。
夏にカラーの色落ちが早かった3つの理由
1. 紫外線による色素の分解
ヘアカラーの染料は紫外線で分解されます。7〜8月の強い日差しを浴び続けた髪は、表面から色素が壊されて明るく退色します。特に赤系・アッシュ系は分解が早い色です。
2. 汗と皮脂、そして洗髪回数の増加
夏は汗をかく分シャンプーの回数も増えます。洗うたびにキューティクルが開閉し、隙間から色素が流出。プールの塩素や海水はこれを加速させます。
3. キューティクルの損傷で「色を保持する力」自体が低下
ここが最重要です。紫外線と乾燥でキューティクルが傷むと、色素を内部に留めておく器そのものが壊れます。この状態で秋に染め直しても、器が壊れたままなので数週間でまた抜けてしまうのです。「最近カラーの持ちが悪い」の正体はほぼこれです。
秋カラーの前にやるべきこと:器の修理が先
退色した髪への正解は「すぐ染め直す」ではなく「色を保持できる髪に戻してから染める」です。当店の毛髪復元カラーコースは、カラーと同時にキューティクルの再建と内部補修を行う設計で、まさにこの時期のための施術です。器を直してから色を入れるため、発色の深みと色持ちが変わります。実際、夏後のこの施術で「色持ちが倍になった」と実感される方が多いです。
2026年秋のカラー傾向と、大人の髪に合う選び方
今年の秋は、ボルドーやカシスなど赤みと深みのある暖色系、肌になじむナチュラルなニュアンスカラーが人気です。大人の髪にとって暖色系には実利もあります。赤系の色素は分子が大きめで抜けにくく、ツヤが出て見えるため、細くなり始めた髪でも立体感が出やすいのです。一方で白髪が気になり始めた方は、暗く染めつぶすより白髪ぼかしで馴染ませるほうが、伸びてきたときの境目が目立たず秋冬を通して扱いやすくなります。
染める周期と順番の目安(9月〜11月)
9月:まず診断。退色と傷みの程度を確認し、必要なら内部補修を先行 → 9月下旬〜10月:秋カラー本番。器が整った状態で染めれば深く入ります → 11月:乾燥シーズン前に毛先の補修を追加すると、年末まで色とツヤが持続します。カラーとあわせて夏の頭皮ダメージもリセットしたい方は頭皮ケアコース、どのメニューが合うか迷う方はおまかせ処方コースをご利用ください。
よくあるご質問
Q. 夏に退色した髪は、すぐ染め直して大丈夫ですか?
A. ダメージの程度によります。キューティクルが傷んで色を保持する力が落ちた髪に染め直しても、数週間で退色を繰り返します。補修と同時に染められる施術を選ぶか、内部補修を先に行うのがおすすめです。
Q. 秋カラーはいつ染めるのがベストですか?
A. 9月に髪の状態を整え、9月下旬〜10月に染めるのが理想的な流れです。夏ダメージを直してから染めることで発色と色持ちが大きく変わり、年末まできれいな状態を保ちやすくなります。
Q. カラーの色持ちを良くする自宅ケアはありますか?
A. 洗浄力のマイルドなシャンプーを使う、38℃前後のぬるめのお湯で洗う、乾かす前に洗い流さないトリートメントで保護する、の3つが基本です。ただしキューティクルの損傷が強い場合は自宅ケアだけでは限界があるため、サロンでの補修を併用してください。
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