
話題のウォニョンブラシでツヤ髪になれる?ブラッシングの効果と逆効果な使い方を毛髪診断士が解説
SNSで「ウォニョンブラシ」と呼ばれるヘアブラシが話題になり、この秋のヘアケア部門のトレンド賞を獲得するほどの人気になっています。「ブラシを変えるだけで髪がツヤツヤになる」という投稿を見て気になっている方も多いはず。では毛髪科学の視点から見て、ブラッシングは本当に髪を良くするのでしょうか。効果があること・ないこと・むしろ逆効果になる使い方を、毛髪診断士が整理します。
ブラッシングで本当に起きていること
ブラシで髪をとかすと、頭皮から分泌された皮脂が毛先まで運ばれ、髪表面に薄い油膜を作ります。これが天然のトリートメントとして働き、ツヤと指通りが生まれます。昔から「髪は100回とかせ」と言われたのはこの皮脂の再分配のことで、科学的には理にかなった習慣です。また、ブラシの先が頭皮に適度に当たることで血行が促され、頭皮環境にもプラスに働きます。話題のブラシがクッション性の高い構造なのは、この「頭皮への心地よい刺激」を狙った設計と言えます。
ブラッシングに期待できないこと
一方で、正直にお伝えしたいのは、ブラッシングは髪のダメージを治す行為ではないということです。枝毛や切れ毛、内部のタンパク質流出は、どんな高級ブラシでも戻せません。ツヤが出るのは表面の皮脂膜と毛流れが整うためで、髪の中身が回復したわけではないのです。「ブラシを変えたのにパサつきが直らない」場合は、原因が内部のダメージにあるサインです(パサつきを内側から直す考え方はこちら)。
逆効果になる3つの使い方
①濡れた髪への強いブラッシング:濡れた髪はキューティクルが開いて最も無防備な状態です。目の細かいブラシで強くとかすと表面が削れます。濡れ髪には目の粗いコームを使ってください。
②毛先の絡まりを根元から一気にとかす:絡まりに引っかかった瞬間、髪は引きちぎられています。毛先からほどき、最後に根元から通すのが正解です。
③静電気を起こすほどの回数・速さ:これからの乾燥シーズンは、過剰なブラッシングが静電気でキューティクルを浮かせます。1回のケアで全体に数回通れば十分です。
ブラシ選びで見るべきポイント
流行の名前より、次の3点で選ぶと失敗しません。クッション性があること(頭皮への当たりが柔らかい)、ピンの先端が丸いこと(頭皮を傷つけない)、そして静電気が起きにくい素材であること。この条件を満たせば、価格帯を問わず「良いブラシ」です。話題のブラシもこの条件をよく満たしているからこそ支持されている、と考えるのが正確なところです。
ブラッシング+頭皮ケアで秋の髪を立て直す
毎日のブラッシングで頭皮の血行を保ちつつ、秋の抜け毛シーズンに向けて毛穴環境をリセットしておくと、次に生えてくる髪のコンディションが変わります。当店のヘッドスパや頭皮ケアコースは、自宅のブラッシング習慣と組み合わせることで効果が長持ちする設計です。髪表面のツヤを本格的に取り戻したい方は、キューティクルを再建する毛髪復元カラーコースもご検討ください。
よくあるご質問
Q. ウォニョンブラシのような話題のブラシで髪は本当にきれいになりますか?
A. 皮脂の再分配によるツヤ出しと頭皮の血行促進には効果が期待できます。ただしダメージそのものを治す効果はないため、パサつきの原因が内部の傷みにある場合はブラシだけでは解決しません。役割を分けて考えるのが正解です。
Q. ブラッシングは1日何回やればいいですか?
A. 朝のスタイリング前と夜のシャンプー前の2回で十分です。回数が多すぎると摩擦と静電気でかえってキューティクルを傷めます。1回につき全体に数回、毛先からやさしく通してください。
Q. シャンプー前のブラッシングは意味がありますか?
A. あります。絡まりをほどいてから洗うことで洗髪中の摩擦が減り、ほこりや皮脂が浮いて泡立ちも良くなります。乾いた状態で行うのがポイントで、濡らした後は目の粗いコームに持ち替えてください。
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