今回も髪質改善です。

今回のお客様は何度か髪質改善をやらせていただきました。

今日も引き続きやらせていただきます。

髪質の特徴としては、しっかりと量があり、太さもそれなりにしっかりしています。

胸したまで長さもありまして、何より、バージン毛とカラー履歴がある箇所がくっきりと別れているんです。

これまた髪質改善を行う上で障壁となるパターンです。

と言いますのも、髪質改善もやはり万能ではありませんので、総評としてよくなっても、元の髪質にムラがあると、どうしても仕上がりの質感にもムラが出てしまいます。

こう言った場合には、如何にしてカラー履歴のある箇所にしっかり詰められるかが肝となります。

結局、カラーのとこにメインで効かせたいんですけど、トリートメントの成分って健康な部分につきやすいので、どうしてもバージン毛部分がベタベタしやすいので、薬剤の配合や塗布の仕方などを工夫します。

薬剤の配合ですが、今回のお客様の髪質は捻転毛。髪の毛一本一本が軽く捻れている状態です。

こんな髪質の人って意外と多いのですが、この髪質の最大の特徴は、光を均等に反射できないため、艶が見えにくい点にあります。

パサついていないのに、パサついて見えるという問題を抱えていますので、これらにも対応するための薬剤選定を行う必要があります。

ではやっていきましょう。

まずは、全体をウェット状態にし、カラー履歴のある部分にCMCミスト、PPT系（コラーゲン基）、PPT系（疏水型ケラチン基）を噴霧、ベースとなるCMCクリームも塗布します。

バージン毛部分には何もつけません。なぜなら、必要ないから。

さぁ、次に髪質改善薬を塗布します。

今回はカラー部分とバージン毛部分を分けます。

それぞれの薬剤を塗布していますが、詳細を書くと描き終わらないので割愛します。

美容師しかわからない様な内容ですし（笑）

とりあえず、分けてます。はい、分けました！（笑）

時間が来たら、シャンプー台に移動し、ガッツリ濯ぎます。

残留を防ぐためにバブリングし、中間処理などなど、処理を終えたら、席に戻ってオイルを塗布して乾かします。

あとはアイロンで酸化処理しておしまいです。

仕上がりを見ましょう。

こうなりました。

全体的に柔らかくいい感じ。