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髪質改善トリートメント後

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ヘアケアの正しい認識【足りないものを補う】その2

2024.01.14

前回の続きです。

今回の中間処理は、ケラチン基のタンパク質と髪にハリを持たせるための樹脂を用いた処理を行いました。

重ねてつけていくのですが、揉み込み馴染ませていく内に、どんどん髪がキシキシしているのが分かります。

これは、樹脂の影響で疏水化されてきているのを意味し、毛髪の劣化を防いでくれます。

今回の様な疏水物を用いた処理は、猫っ毛やハイダメージ毛など、幅広い髪質に対して有効で、ドライヤーにかかる時間を短縮できる他、ダメージによる毛先の暴れも防ぎます。

ただ、キシキシと軋むのは、疏水物なら必ず生じるもので、良い軋みです。

逆に軋んでこない場合は効きが悪く狙った効果を得られません。

さらにここに油分を足し、質感を滑らかなものにしつつ、席に戻ってオイルを塗布して乾かしていきます。

今回は毛先はフルドライで、それ以外は8割ドライを徹底します。

全体を乾かし終えたら、アイロンによる熱入れですが、入れる回数や温度は固定します。

ここを毎回変えてしまうと、もし仕上がりが悪かった時に何が原因なのかがわからなくなってしまうので、余程の緊急事態でない限りは固定して行います。

本当はアイロンでの熱入れは1回で済ますのが理想ですが、使っているアイロンの特性上、2回入れないと癖が伸びないので2回で行います。

現在、縮毛矯正用のアイロンを新調しようと思っていますが、予約してはや3ヶ月が経とうとしていますが、入荷は未定(泣)

半導体不足とメーカーの生産が追いついていないため、年内に来るのか不安になってきます。

今回も熱入れの際は、ツインブラシを用いて行います。

ツインブラシを使うメリットは、面を整えられることと、地肌付近の短い髪も逃さず伸ばせるので、仕上がりがグンと良くなります。

ただ過度なテンションはかからない様に注意しながら丁寧に熱を入れていきます。

全体的に熱入れを終えたら、シャンプー台にて酸化処理を行います。

この際、酸化剤の中には若干の油分を添加してあります。

参加反応と同時に、髪全体を保湿して柔らかな仕上がりにしてくれます。

酸化処理後のケアですが、今回はシンプルにトリートメントを付けたのみです。

言い方は悪いですが、処理剤で仕上がりを誤魔化してしまうと、お客様が家に帰ってシャンプーをした時にガッカリしてしまいます。

綺麗ですねぇ。

                       
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