ヘアカラーって結構皆さんやっていると思いますが、ヘアカラーの中には特殊なものが存在します。

ヘアカラーの中にも、数種類存在します。

普段多くの方が触れているものは、アルカリカラーと呼ばれるものです。

それに追随するように、ヘアマニキュアなどの酸性のものやヘナカラーなどがあり、塩基系などなど、意外にもヘアカラーの種類は多いのです。

それぞれのヘアカラーに特徴があり、メリットやデメリットが存在します。

求めるものや、その人の体質などによって使い分けたりしますが、中でも特殊なのが黒染めとブリーチでしょう。

今回はブリーチは置いておいて、黒染めの話です。

黒染めって何？という人もいるかと思いますが、単純に地毛あるいはそれ以上に暗く染める物です。

美容師以外の方にはわかりにくいかと思いますが、こういうのは黒染めではありません。

青黒い＝黒染めと思っているとしたら誤りです。

黒は黒です。青は青です。

その認識のまま黒染めをオーダーすると、真っ黒になるので気をつけてください。

よく美容院に寄せられる質問の中には、こういったものがあります。

【原文ママ】

昨年の8月にブリーチ１回でカラーをし、今年の一月にセルフで黒染めをしました。
今週に新たに暗めのグレージュにカラーしたいと考えているのですが、ブリーチ1回で染めれるのでしょうか

はい。

このグレージュがどういったものを想像しているのかにもよりますが、鮮やかなものを想像しているとしたら、1度のブリーチでは再現は難しいでしょう。

黒染めをしていて、色素がしっかり残留している髪にブリーチをした事のある人はわかると思いますが、黒染めしている髪にブリーチをすると、1度では金髪には基本なりません。

どうなるかというと、熱帯魚の様な赤みを帯びた色合いになります。

びっくりすると思いますが、黒染めに含まれる黒褐色はそれほどまでに強力なのです。

通常のカラー剤では、熱帯魚にもなれません。ほとんど脱色ができないまま黒いままに仕上がります。

なので、美容師は黒染めを希望するお客様には、今後明るくする予定の有無を聞きます。

黒染めをすると、明るくならないからです。

黒染めをする際には、次回のカラーは思う様に染まらない事を前提にお考えください。