ここ近年で、酸性ストレートが増えています。

ホットペッパーを始めとする予約媒体をみると、酸性ストレートなるメニューやクーポンがたくさん出ています。

その影響か、酸性ストレートやっていますか？とか、酸性ストレートをやりたいです。などのお問い合わせや関連するご質問を頂きます。

酸性縮毛矯正や酸性ストレートは、従来のアルカリ性の縮毛矯正が難しい髪質に対してのアプローチとして、近年取り扱いする店舗が増えた様に思います。

もちろん、酸性縮毛矯正や酸性ストレートは良いものなのですが、勘違いされがちなのが、酸性縮毛矯正や酸性ストレートが、アルカリ性縮毛矯正より優れている。というわけではありません。

逆も同様にアルカリ性縮毛矯正が酸性縮毛矯正より優れているわけではありません。

それぞれに適した髪質があり、扱い方を間違えれば、どちらも髪を激しく損傷させるリスクがあります。

アルカリ性縮毛矯正に適している髪に酸性縮毛矯正を掛けても、癖は伸びると思いますが、ただただ美容師さんが大変なだけで、乾かし方や熱の入れ方を少しミスると、癖が残ってしまうことなんて全然考えられます。

逆に酸性縮毛矯正に適している髪質にアルカリ性縮毛矯正を行っても、同様に癖は伸びます。

しかし、薬剤選定から全ての工程において、どこかでミスると簡単にビビり毛になってしまう可能性が高いです。

故に適材適所というもので、どの領域でも問題なく扱える様に美容師側は慣れておく必要があります。

しかし、こればかりはサロン様によるので何とも言えません。

アルカリ性の縮毛矯正剤しか取り扱いがないサロンの場合は、美容師側もカバー範囲はそれなりに縛られてしまいます。

いつも縮毛矯正が上手くいかない人や、縮毛矯正を考えているけど不安がある方は、専門店などで診断してもらうことをオススメします。

格段に事故が少なく済むと思いますが、これはブリーチなど他の施術でも同様のことが言えます。

はっきり言って経験値に勝るものはありませんので、場数を踏んだ美容師さんに任せるのが1番です。

今回は縮毛矯正の記事なので、縮毛矯正のことならば、専門性のあるサロン様なら、アルカリ性だろうが酸性だろうが、一人一人に合わせた診断で施術してくれます。